嬉野市の民家を急傾斜の危険から守れ!
家のすぐ裏手に危険がある
急傾斜地である土地としてすでに調査はされていましたが、工事はほかの危険地区が優先されていました。
しかし、落石や斜面の崩壊があり、地元住民からの強い要望によって、急傾斜の対策工をすることとなりました。
対策は急務である
住宅のすぐ裏手で、急こう配で斜面も高いので、何かの要因によって大きな崩落があればすぐに土砂崩れとなり、住民の命にかかわる場所です。
設計は安全最優先
様々な視点から、擁壁(土砂崩れ等から守る斜面の壁)を安定させる構造計算を行い、設計を進めました。
具体的には、危険区域が4か所あったため、それぞれ常時に擁壁にかかる斜面の土の圧力、上側の斜面が崩壊したときの擁壁にかかる衝撃力と土砂の量などを詳細に計算し、安全な擁壁の構造設計を行いました。
地域住民の安心のために
もしあなたのお宅の裏に、土砂崩れが起こり命の危機があるかもしれない急傾斜があるとしたら、豪雨や台風のときは特に生きた心地がしないでしょう。少なくとも私は不安で眠れません!
仮に斜面が崩れたとしても、安定計算を慎重に行い、安全な設計がされた擁壁があれば、豪雨や台風の時も土砂による家の被害を気にせずに、安心して眠ることができますね。