私たちの仕事は公共事業に関するものですが、内容は多岐にわたります。
このページでは、業務のごく一部の事例を紹介します。

事例1.北山地区の災害復旧

災害はいつ、どこで起こるかわかりません。近年はゲリラ豪雨や記録的大雨などで、毎年のように災害が起こり、被害も甚大になってきています。

私たちは、災害復旧のために現地調査や測量を行い、復旧の設計を行います。その後は工事業者により復旧工事が行われます。私たちが迅速に対応することで地域の人々の安心安全を届けることができます。

北山地区の事例では、土砂崩れによる災害の復旧業務でした。

事例2.国道263号の道路防災対策

国道263号は、三瀬トンネルを介し佐賀市と福岡市を繋ぐ、交通量の多い道です。

もし災害が起これば通行中の車両に危機が及びますし、交通ラインがストップすることで多くの人が困ってしまいます。

私たちは、災害を未然に防ぐ、または災害が起きたとしても被害が最小限で済むように、道路防災対策の設計を行いました。

事例3.有田地区の用地測量

法務省に登記されている土地の境界を正確に測量し、杭やマーキング等で復元します。
また道路の拡幅といった境界を変更する必要がある場合は、新たに境界点を設置します。地道な作業ですが大切な業務です。

測量した境界を図面に起こし面積等を計算、実地調査書を作成します。

この業務によって個人の土地の一部を国、県、市が買収し、道路や歩道の拡幅、護岸や橋の新設など、地域の暮らしを快適・安全にする公共事業を行うことができるようになります。

事例4.佐賀県内の橋梁点検

現在、私たちの利用している橋梁は50年以上前の高度経済成長期に作られたものが多いのをご存じでしょうか。

橋梁は鉄筋コンクリートなどを利用しているため、経年劣化が起こりコンクリートが剥がれたり、鉄筋が錆びてしまっている部分が数多くあります。

実際に橋梁の天井が崩落して事故が起きていますので、国を挙げて点検を行い緊急度合いに分類して補修工事を行っています。私たちは佐賀県内の橋梁の現状を確認し、事故を未然に防ぐことに貢献しています。また業務によって橋梁の補修設計も行っています。

点検作業の際は、CCDカメラや360度カメラ、タブレットによるライブリモートなど、IC機器を用いて点検の正確性を上げつつ、効率化を図るよう新しい取り組みを常に行っています。

事例5.佐賀市内の河川護岸設計

佐賀の河川でもいたるところで護岸(堤防)の老朽化が進み、崩落や傾倒により本来の機能が損なわれています。

また、佐賀平野は傾斜が少なく河川の水が流れない箇所もあるため、大雨による氾濫といった危険もあります。

私たちは河川の護岸設計をすることで、環境や景観を損なうことなく災害防止に役立っています。

事例6.佐賀県内の交通量調査

5年に1度、交通センサスといって全国一斉に交通量調査を行います。交通量調査は、今までの交通の変化を追うために行われます。

渋滞や事故が多い、歩行者の危険度が高い、などといった交通の問題がある場所について、現状を把握するという目的もあります。

問題の解決のために道路が整備されますが、どのように整備をするか等の指標に交通量調査の結果が使われます。

私たちは佐賀県内の国道で交通量調査を行い、車別、方向別、自転車歩行者の数や速度等のデータを集計します。交通の安全に関わる社会的意義のある仕事です。

事例7.嬉野市内の法面(のりめん)保護

法面とは傾斜面のことを指します。堤防などの斜めになっている部分です。

道路が斜面に接していると、落石や倒木、土砂崩れなどの危険があります。斜面が急になるほど危険も増しますので、コンクリート等で斜面を補強し事故を予防します。

嬉野市の主要な山道で、特に危険だと思われる部分に法面保護を行うため、測量・設計をしました。

事例8.佐賀県駅北館の駐車場設計

佐賀駅の北ある佐賀県駅北館の、駐車場整備の設計業務です。

車両が増えたために駐車場を拡張するのですが、所有する土地面積は変わりませんので、車両の安全性、駐車のしやすさなどを考慮し、全体を駐車場として有効利用しました。

私たちの設計をもとに施工され、より多くの車両を駐車できるようになりました。

事例9.多久市の砂防設計

砂防とは、砂防ダムを設置し土石流や土砂崩れによる災害を防ぐための業務です。

近年の大雨では、洪水のほか土砂崩れによる被害が毎年ニュースになっています。特に土砂災害は命に直結しやすい災害ですので、早めに予防をする必要があります。

多久市のある地域の砂防設計業務を紹介します。

事例10.辻川の砂防設計

同じく砂防設計業務です。災害防止策がない集落に砂防堤を設置し、下流の集落の安全を目的に設計依頼を受けました。

この業務では砂防堤による安全性を考えた設計はもちろんですが、周辺は田畑が多いため、なるべく景観を崩さないことにも配慮する必要がありました。

さらに田畑の水の供給源として有効利用できるように、水路の設計まで包括的に考え設計しました。

事例11.嬉野市の道路防災業務

嬉野市で、道路沿いの斜面が部分崩壊しました。これを受けて斜面を保護し災害を未然に防ぐため、法面(斜面のこと)を保護する設計を行いました。

斜面の高さや土質などを調査し、安全性を計算して設計をします。

また歩道がないため、少しの崩壊でも事故につながる恐れがありました。崩壊部分以外は、草が生えないようにコンクリートで1メートル程度の高さまで保護することにしました。

事例12.武雄市の治山事業で災害予防

豪雨により武雄市で災害がありました。業務を受けたのは2箇所です。(写真上3つと下3つ)

1箇所目は施設そばの裏山が崩れ、瓦礫が道まで落ちてきていました。施設はもちろんですが通行する人や車に被害が及ばないよう、砂防ダムを設計しました。適切な排水路を設置し、地中に余分な水がたまらないようにしつつ、裏山が崩れても土砂を受けとめ勢いを削るよう階段状になる設計を行いました。

2箇所目は山の上側で土砂崩れが起こっていました。大量の土砂が堆積しているため、今後豪雨や地震などで近くの居住地に流れていくと危険です。そのため上流側で堰き止めるための砂防ダムを設計しました。

事例13.嬉野市の治山事業 災害復旧業務

嬉野市で土砂崩れがありました。豪雨により地盤が緩んだのが原因です。このような災害はいきなり起こるため避難が難しく、かつ大量の土砂が猛スピードで流れるので家屋の倒壊や命の危険に関わります。

幸い住宅の裏手までで被害はとどまりましたが、周囲の方々は不安だったはずです。さらなる災害が起きないよう、斜面全体を保護する必要がありました。私たちは治山事業として、斜面の土砂の量や傾斜を計測し安全な擁壁の設計を行いました。

事例14.唐津市の治山事業、砂防ダム設置

唐津市の山林で災害が起きました。大量の土砂と瓦礫が流され、折れた木々も流されています。今後大きな被害が出ないよう、上流の土砂を受け止める砂防ダムを作る必要がありました。

砂防ダムは主に大雨などで流されてきた大量の土砂をせき止め、砂防ダムより先に土砂や倒木が流されるのを防ぐ役割があります。頑丈に下流側の安全を確実なものにするよう設計をしました。

横から見ると砂防ダムの分厚さ、重厚さが分かると思います。しっかり水の通り道も確保して、余分な水が土砂に含まれないようにも留意しています。

事例15.市道拡張業務

茶畑と田に挟まれた市道が狭く、車両の通行と安全性が確保しにくいとのことで、道路を拡張する必要がありました。

特にカーブの外側には山がありますので、土砂崩れに対しても安全な擁壁を設置しつつ、最適な道路幅を確保できるように設計しました。

車道が広がり両側に路側帯も作られ、車両と歩行者が安心して通行しやすくなりました。

事例16.市道拡張業務2

今回の市道では道幅が狭く、田側には用水路があり脱輪の恐れから安全とは言えない状況でした。そのため車両、歩行者両方の安全を確保しつつ、田畑の土地には道路がかからないよう工夫が必要でした。

私たちは水路に道をかぶせるように設計し、雨水は排水溝より地下に流れるように、道幅を広げ両側に路側帯を設けました。これにより土地の境界を保ちつつ、車両の通行と歩行者の安全を両立させることが出来ました。

事例17.小松原地区林道 災害復旧業務

林道で豪雨による災害がありました。木々は倒れ、瓦礫が流され、道がなくなっています。災害復旧をするために現地を調査・測量し、仮設道路を設計しました。

この林道は、管理用の道になるので車と人が行き交う一般道のような設計ではなく、仮設道路として設計します。

その後工事が完了し、瓦礫や倒木が取り除かれ、設計した通り道が出来ました。

事例18.嬉野市道路 災害復旧業務

大雨により擁壁のなかった部分が崩壊し、道路を塞ぐ災害が起きました。

数メートルの高さの土砂が崩れており、今後の大雨で再度崩れる恐れがあります。歩行者と車両の安全のため新しく擁壁を設置する必要がありました。

測量・調査を行い土砂量を計算し、安全な構造になるように擁壁を設計します。壁が崩れないようにするのはもちろん、さらに上側の土砂が落ちてきても受け止められるように防護柵も設置するよう設計しました。

事例19.嬉野市治山 災害復旧業務

山の斜面が崩壊し、土砂崩れが民家を巻き込みました。10数メートルにわたる大量の土砂と倒木が民家に押し寄せています。

幸い民家は壊されずに住民も大丈夫でしたがさらに崩壊する恐れがありました。

山のふもとに暮らす人々の安全のために、斜面にはコンクリートの擁壁でがっちり保護し、崩壊することがないように設計をしました。

事例20.嬉野市農地 災害復旧業務

農地の道沿いで斜面が崩れる災害がありました。上を通る道を巻き込み崩れているため、放置するとさらに道が崩れる恐れがありました。

現地で測量を行い、現存するブロック壁とつながるように道路幅や傾斜、擁壁の寸法や形状を設計しました。

事例21.嬉野市河川 災害復旧業務

大雨による河川の増水で、川底が削られる災害が起きました。

放置すると川底がさらに削られ、周囲の地下の土が川に吸い出されてしまします。すると両側の擁壁の根元が空洞になり、擁壁とその周囲の土地まで崩れてしまう恐れがありました。

現状残っている川底と連続するよう考慮し、コンクリートで補強するよう設計しました。

事例22.嬉野市導水路 災害復旧業務

豪雨による災害は導水路にも及びました。導水路とは田畑に水を引くためのもので、ある地区の農地に必要な水をまとめて川やため池などから引き入れます。

測量して土地の高さも調べ、導水路は勾配を考えて遠くまで水が流れるようにします。また、数メートルの高さの斜面も崩壊しているので、広く擁壁を設置し災害が起こらないように設計しました。

後半2つの写真は施工後。