西松浦郡 あれもこれも考える!路線測量と道路設計
欠かせない生活道路。だが…
今回の現場は西松浦郡にある道路です。道路沿いに民家もあり、生活道路として地域住民に利用されている道路ですが、幅が狭く中央線もありません。車の通行やそこを利用する人々の安全確保に支障をきたしています。
地域住民の利便性、歩行者と車両の安全を確保するための路線測量と道路設計業務でした。
1つの道でも接続先は多種多様
道路わきには農業排水路の側溝があるため排水機能に影響を与えないようにしなければなりません。道路が農地の入口や駐車場とも接続しているため、できるだけ段差を抑え、スムーズな出入りができる高さにする必要があります。
また、現状の道路と変更・拡幅する道路がスムーズに繋がるように設計します。
あれもこれも、うまく合わせる
宅地への影響が出ないこと、現道を通行止めにすることなく併用しながら工事ができること、最小限の施工幅で済むことを考え、ブロック積みの壁を作って道路を広げる設計をしました。また、田んぼ側や側溝がある部分には、車両が道を外れてしまった時でも大きな人的被害にならないよう、ガードレールの設置を計画しました。
地域の人の利便と安全のために
安全確保に支障がある道路は多く存在します。その道路の再設計をする際は、利用状況や周辺の地形条件などが異なるので、一つ一つ考慮して設計しなければなりません。
今回は、道路を利用する地域住民の利便性を向上させつつ、安全性も確保する必要がある、課題の多い業務でした。