町道を広げ地域の人々に安全と快適を!土地境界を測量。

車と歩行者の安全・快適さを両立する

道ができて時間がたつと地域の建物や住む人等の環境が変化し、それに応じて歩行者や車の数が変化します。

佐賀県西松浦郡の町道で、町道を利用する車や歩行者の快適性・安全性を考えて、広さや形を変更する必要がありました。

個人の土地の一部が必要になるジレンマ

町道を利用する車や歩行者の快適性・安全性の向上の為とはいっても、町道の広さや形を変更するには地域住民の土地の一部が必要となります。

そのために正確に境界を測量する用地測量を行いました。

正確に土地を測量し見える化する

まずは法務局から土地の登記簿を取り寄せ、土地の所有者や座標の確認をします。

次に座標リストから現地で測量をし、土地の境界に杭を打ちました。そうすることで、不明瞭だった土地の境界が目に見えるようになります。

さらに町道の変更に関わる部分を測量し、新たに杭を設置しました。これで土地の所有者は自分の土地がどうなるかを、実際に目で見て確認することができます。

杭の設置が完了したら、土地の所有者や町役場の方と境界点を1つずつ確認し、調書を作成して取りまとめます。

「土地は財産」だからこそ

土地に関しては古くから慎重に取り扱われてきました。土地には様々な歴史があり、所有者の大切な財産だからです。

しかし、地域の人たちが利用する道の安全性や快適性を保つことも大事なことです。

私たちが正確に測量することで、土地の所有者とそこを利用する人たちの両方が納得いく結果を得て、根本的問題の解決を導くことができると考えています。